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校長挨拶

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柴田学園高等学校 校長 中村光宏

柴田学園高等学校 校長
中村 光宏

厳しい社会情勢にあって
「教育の力」が問われる時

今般の新型コロナウイルス感染症の猛威は、瞬く間に全世界に広がり、先進国であるヨーロッパの「イタリア」「スペイン」、また、世界一の経済大国である「アメリカ」で感染爆発を起こして、ついに「国家非常事態宣言」を発令して都市封鎖を行い、強制的な封じ込めを行っています。それにもかかわらず、感染者や死者が急速に増え続けています。
2020年4月7日、日本政府は7都道府県に対して「緊急事態宣言」を発令し、「国民の行動を一定程度制限する措置」等により、パンデミックの封じ込めに躍起となっています。
確かに、日本も感染爆発の危険な状態にはあるものの、「ギリギリの状態で持ちこたえている」との報道もある通り、ロックダウンによる強制的な措置を取るわけではありません。この特措法は、「まん延阻止のため私権制限を含む措置が可能になる」ということが目的であり、あくまでも、「密閉・密集・密室」の「三つの密」をつくらないために、感染防止のための措置を国民の一人一人に要請する対策です。
日本と欧米諸国との違いは、いったいどこにあるのでしょうか。
私は「教育の差」ではないかと思っています。

日本の「規律」と
「しつけ」の文化

日本人は、幼いころから家庭や学校において、言葉遣いや挨拶、時間を守ることや箸の上げ下ろしにいたるまで、生活の一つ一つに細かなルールがあり、それを丁寧に丁寧に「しつけ」られます。この「しつけ」は中等教育に位置付けられる高等学校まで引き継がれ、時には窮屈な校則やルールとなって煩わしく感じたりします。もしかすれば、この丁寧な丁寧な「しつけは」、「お・し・つ・け」になるのかも知れません。
しかし、その「おしつけ」こそが、間違いなく日本人の「精神文化」を形成していると私は感じています。
「しつけ」の理念は、「人に迷惑を掛けない」という一点にあります。この理念が、日本人の「思いやり」「優しさ」「勤勉さ」「我慢強さ」を引き出しているのではないでしょうか。強制力のない「自粛要請」でも、大部分の人たちは「不要不急」の外出を控え、しっかりと感染防止に努めています。これが日本の「教育の力」なのだと思います。

建学の精神「教育即生活」
「理想的」な学校を創る

「学校で学んだことを、すぐに生活の中に生かす」
この「教育即生活」こそが、本校の「建学の精神」です。
生徒一人一人は、未来に対して大きな可能性を持っています。将来、日本の社会を、いや、もしかすると世界を牽引する立派な人物になるかも知れない。
だからこそ、私たち教職員は、生徒の指導に手を抜くことはできません。厳しい実社会をたくましく生き抜く「人間力」を身に付けさせるために、未来の可能性を大きく花開かせるために、高い教養と正しい躾を徹底して指導し、丁寧に丁寧に生徒と向き合っていきます。

時代と共に生き 
時代と共に歩む

令和2年、共学化2年目の今年、昨年を上回る169名の生徒が、本校の扉を開いて入学してくれました。少子化で選択肢が広がる中で、私学である本校を選んでくれたことに、本当にうれしく思うのと同時に、その責任の重さに身の引き締まる思いがします。
社会情勢の急変や自然の猛威により、生きることが難しい時代とは思いますが、良き「伝統」を受け継いで新たな「風」を吸収しながら、柔軟でしなやかな生徒を育てていきたいと思います。
全校生徒が一丸となって、「明るく」「楽しい」学校生活を構築し、新しい「柴田学園高等学校」の未来を創造していくことを確信しています。